1999年に作られたHTMLウェブサイトを、2020年バージョンにアップデート。
約9万点の世界的コレクションを誇る「日本玩具博物館」様の大規模ウェブリニューアルに携わらせていただきました。
※兵庫県商工会連合会の小規模事業者持続化補助金の対象事業に採択され、制作予算の一部に補助金を活用されておられます。
長年の資産を生かしつつ、現在のウェブ閲覧環境に対応
①スマートフォン対応(レスポンシブ対応)
②外国語対応
という大きな2つのテーマのもと、過去の膨大な記事ストックを生かしながら、スタッフさんご自身が更新・運用可能なウェブサイトにすること(CMS化)がミッションでした。
国内外から来館者が訪れる同施設。
すでにGoogleのスポット情報やトリップアドバイザー等に高評価のクチコミやレビューが蓄積されているため、それら外部サイトの資産を生かす方針でディレクションに着手しました。
肝となる企画展や常設展については、ジャンルや時系列で分類表示。
何十年分にもわたる過去記事や「今月のおもちゃ」は、アーカイブ化して検索できるように。
外国語対応については、Googleの翻訳機能を活用したプラグインを導入し、多言語で一括変換してサイトの内容を楽しめるようにしました。
来館者がそれぞれの目の付けどころでSNS発信を行なっていることにも着目し、インスタグラムのハッシュタグ抽出表示を提案。スタッフ様の更新負荷軽減と訴求イメージの広がりにつながり、大変喜んでいただけました。
ほかにも学芸員さんのリクエストにお応えした親子向け解説ページも制作いたしました。
さまざまな要素を盛り込んだ結果、さすがに容量が重くなりトップページをはじめ読み込み速度に問題が・・・。そこからは百戦錬磨のプログラマーと、バックエンドの格闘。納期ギリギリの、年末に完成を見ました。
現在は、新型コロナウイルス の影響で休館を余儀なくされておられますが、来館者から募っていたおもちゃの思い出アンケートの結果を公表するなど、オンラインでのコミュニケーションに取り組んでおられます。いち早くこの事態が収束し、また賑やかな声が響き渡ることを願っています。