おかげさまで5周年。クライアント様からお寄せいただきましたメッセージを「お客様の声」として公開しました。随時追加予定です。
起業初期は、コピーライティングを中心とした広告ツールの制作ディレクション業務がメインでした。
会社の顔になり、その後のブランドの行方を左右する企業広告を形づくる。
そのコンセプトやビジュアルをご提案するためには、経営課題のヒアリング、競合他社はじめ関連業界の動向リサーチが欠かせません。それらが、感性の領域にあると思われがちなクリエイティブ提案のロジックとなるからです。
提案時には、必ずと言ってよいほど経営者様から思いがけない話が出てきます。社内のことだったり、初回のヒアリング時には伏せられていた事実であったり・・・。ときには、提案をお持ちしているはずが、先方からの相談が始まるという現象も。
つまり、提案がさらなる対話を生むというサイクルが見えてきたのでした。
本来、制作案件は単発のもの。納品時には、一抹の寂しさが漂います。
あるとき、こちらから申し出ました。
「これだけ御社のことを勉強させていただいたので、何かしら引き続きお役立ちできることがありませんでしょうか?」
そうして始まったのが、定期ブランド戦略会議。当初は、会長、社長、役員といった経営陣との対話からスタートしましたが、しばしば行き着く話題が、若手目線のリクルーティングや社内の意識醸成の必要性。いわゆるインナーブランディングの領域です。
「いっそのこと、現場の若手社員と話してみてくれないか」
結果的に、定期訪問の前半が社長パート、後半を社員チームという構成になったケースも。関わる階層が広がり、双方に伝えるべき情報を伝える橋渡しのような役目になるケースも出てきています。
関わるメンバーの「気づき」を生むこと。
あるいは、「想い」を引き出し、背中を押すこと。
「クライアントにさらなる貢献をしていくために、自分がどうあるべきか」
自問する中でコーチングやファシリテーションの世界にもたどり着き、実践を通しながら学びを重ねる日々です。
業種を問わず、日本企業における人手不足解消・人材定着に向けた競争力確保(差別化)のニーズは年々高まっていると感じます。当事務所は、「地域の企業を、未来へつなぐ。」というビジョンのもと、兵庫県内はじめ地域に拠点を置く中小企業様の未来につながるブランディング支援に引き続き注力してまいります。今後とも、何卒ご支援ご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。