初のコンペ案件。サイト制作のコンサルティング
ありがたいことに当事務所は基本的にご紹介のみで成り立っています。
起業当初は特に、地域のクライアントの課題やニーズがじゅうぶんに把握できていないこともあり、ケーススタディを兼ねて1案件ずつじっくり取り組んできました。
結果的に広告ディレクターといいながら人事、ときには財務にまで踏み込んだお話を伺うように。
現在は「ローカル企業のブランドコンサルタント」というポジションになってきています。
信頼関係から良い仕事は生まれる。
一般的に、広告代理店(広告会社)の選定においてはコンペ形式が取られることが少なくありません。
特に大手のクライアントにとっては、動く金額が金額だけに、提案の質の確保やコストダウンを狙いたびたび競合コンペが実施されます。
人同士の相性もあるため、宣伝部担当者交代のタイミングで代理店チェンジが図られることも多々あります。
仮に代理店チェンジとなった場合は、それまでのマーケティングプロセスや提案が白紙に。
指名を獲得した新担当代理店は、また一から信頼関係を築いていく。
関係が育ってきたと思ったら、今度はクライアントの社内事情でまたコンペに・・・
一方、当事務所では顔の見える「ご紹介」を基本にしているためお互いに信頼感があります。
それによって当方にとっては「このクライアントのためにベストを尽くそう」と心から思える面があります。
定期契約を解約されたクライアントは現状1社もありません。
イレギュラー×イレギュラー案件
さて今回は、困ったことにご紹介がらみの競合コンペ案件。
どうしたものかと頭を悩ませました。
イレギュラーな点① 「ご紹介」×「競合コンペ」
「山口さん、うちの協会でサイトリニューアルの業者候補を探してるんですけど紹介して良いですか」
お世話になっている税理士さんからの電話。
一度はお断りしたものの、紹介といえば紹介。
「見積を出すだけでいいので・・・」という押しに負けて、応じることにしました。
じゅうぶんなヒアリングができていたわけではないものの、他支部の動きなど現状わかる情報をもとに企画書を作成。
WordPress(CMS)サイトへのリニューアルの見積を同封して送付しました。
イレギュラーな点② コンサルティングメインのサイト制作
数日後、思ったより早く担当者様よりご連絡がありました。
「山口さんの資料とご提案内容、委員会で非常に評価が高いです」
聞くところによると、担当委員会ではほぼ満場一致。
ただし、予算オーバー。
ITに長けた委員がドメイン選定やWordPressの導入・カスタマイズまで出来る部分は行うので、条件を見直してもらえないかとのご相談がありました。
それであればと条件を詰め直し、役員会でのプレゼンを経て正式決定。
結果的に、WordPressサイトの制作コンサルティング〜運用という形で受注することとなりました。
「数社に声を掛けている」と聞いていたものですが、あとで聞いたところによると計10社以上。入念なリサーチ、頭が下がります。
少なくとも今年度いっぱいは定例の制作コンサルを実施、さらにブラッシュアップしていく予定です。
近畿税理士会姫路支部
確定申告時期には登録税理士が無料納税相談を実施。税理士の紹介も随時行っています。