1947年創業。姫路市内で2店舗(2018年2月現在)を展開するアパレル小売会社。
ユニークな品揃えとお得感が魅力の、地元ではおなじみの存在です。
しかし経営陣のお話を伺うと、将来的な視座において課題が浮かび上がってきました。
専務(当時)「従来の顧客が高齢化。新しい層を開拓しなければ先細りしてしまう」
社長(当時)「これまでのイメージを無理に変えることはないと思うけれど、今後を担う専務たちの考えも尊重したいと思う」
当時、本店は「地域のお年寄りが通う店」というイメージが定着。
一方で、大手スーパーも入るモールに出店した2つの新店舗では若い女性客の利用が増加傾向。見せ方次第では顧客層開拓の余地は十分にあると考えられる状況でした。
強みである商品提案力によって構成される店内は、お客様から見ると「宝さがし」のような楽しさのある空間。
クチコミ力のある30〜40代の子育て世代の女性が共感するようなキーワードを散りばめつつ、お店が持つ魅力をポップに伝えるビジュアルを提案しました。
長年培われた企業イメージの刷新。
難航も予想されましたが、企画書を読み終えた社長は「ストンと腑に落ちました」と笑顔。
「これでいきましょう!」
時期を同じくして、社長が交代し事業承継。(以前から交代のタイミングをうかがっていたそうです)
あわせて従来の本店はクローズして「本社兼物流倉庫」とし、好調の2店舗に資本を集約。
新生koezukaが始動しました。
一時的に仕入れが追いつかなくなるほどに、業績は好調に推移。
顧客層が着実に広がっている模様です。
2018年より定期コンサルティング実施中